飲食店のグリストラップ清掃入門|必要な道具と掃除の裏技を徹底解説

1. 初めての人がつまずく「グリスト清掃」の落とし穴
グリストラップを放置すると、油の塊が配管を詰まらせ、修理費だけで数十万円かかることもあります。排水が逆流して厨房が水浸しになったり、悪臭が店内に蔓延したり…グリストラップには実は大きなリスクが潜んでいます。
でも安心してください。
掃除の道具と手順を正確にすれば、最短1日15分で終わる作業で、悪臭や詰まりの悩みを根本から防ぐことができます。
毎日続けることで臭いは消え、業者を呼ぶ頻度も最低限に。結果的に、コストも負担も一気に減らせるのです。
この記事を読めば、グリストラップの仕組みから必要な道具、そして誰でもできる清掃のやり方まで、すべてが分かります。
今日から「グリストが臭わない店」を始めましょう。
2. 最低限そろえるべき5つの清掃道具
グリスト清掃を始めるなら、まずはこの5つだけで十分。
どれもホームセンターや通販で簡単にそろえられます。
🧹 ① すくい棒 長柄タイプ(必須)【4,500〜13,000円】
参照:https://shop.yuda.jp/shopdetail/000000002273/

浮いた油やゴミを取るための基本ツール。
柄の長さは1m以上あるものを選ぶと、奥までしっかり届きます。
金属製よりも耐油プラスチック製が軽くて扱いやすい。
グリスト内の細かいところにも対応できるサイズと形を選びましょう。
💡 裏知識:側面が浅いタイプはNG
見た目が同じでも、すくい面にしっかりした“側面(縁)”があるタイプを選ばないと、横から油が溢れて全くすくえません。
🪣 ② ブラシ(必須)・スクレーパー【2,000〜3,000円】
参照:ブラシ(Amazon)


ナイロン毛のブラシは槽内に傷をつけずに壁面の汚れを落とし、スクレーパーなら既に固着した油膜を削り落とせますが、槽内を痛めないよう注意が必要です。
🕳 ③ バケツ+汚泥用袋+使い捨てゴム手袋(必須)【1,000〜3,000円】
清掃後の汚泥を回収する際に使うセット。10L以上のバケツが推奨。バケツに袋を被せ、汚泥を直接袋に入れられるように準備しておくと効率的です。
ゴム手袋は厚手タイプよりも使い捨てタイプの方が、毎回清潔に作業できます。
🧼 ④ 油吸着シート(任意)
水面に浮かべて油を吸い取るだけ。
1〜2時間置いておくだけで、表面の油膜と臭いを吸着します。
日々の簡易ケアには最も手軽なアイテム。
ただしこれは必須ではありません。
油を取ることで悪臭への負担や作業時間を短縮できる方法の一つですが、
このあと紹介する「シートを使わずに時短する方法」でも十分対応できます。
🧤 ⑤ 洗剤(必須)
清掃の仕上げに欠かせないのが洗剤。
ただし、ここで最も注意が必要なのが「成分」です。
- 劇薬(苛性ソーダなど強アルカリ)
→ 汚れは落ちるが、配管やゴムパッキンを腐食させる。
→ 吸い込むと呼吸器障害のリスクあり。 - 中性洗剤
→ 安全だが、固まった油脂には効かず、結果的に臭いが再発。
現場で推奨されるのは、酵素タイプの洗剤。
油を分解し、水溶性物質に変えることで臭いも抑えられます。
洗剤を入れたら15分放置→軽くブラッシング→すくい棒で回収が最短ルーティン
💡 裏知識
・酵素系は30〜40℃のぬるま湯で効果が倍増。「お湯で流すだけ」でも汚れを柔らかくし、洗剤の浸透が早くなる。
・洗剤を入れたら15分放置→軽くブラッシング→すくい棒で回収が最短ルーティン。
・固まった油は一般系廃棄物ではなく、事業系廃棄物として産廃業者に回収を頼む必要がありますが、別途費用がかかってしまいます。近年では、飲食店の廃油・グリースを無料回収してバイオ燃料に再利用してくれる自治体・業者があります。
料金や回収プランは業者や地域ごとの詳細をチェックしてみてください。
参照:株式会社アドバン 廃食用油回収事業
3. 道具の使い方と正しい清掃手順
- バスケット内のごみを回収
- 洗剤を使いながらブラシで壁面を擦る
- 底の汚泥や浮いた油をすくい棒で回収
これを週1回のペースで続けるだけで、
ほとんどの飲食店は臭いや詰まりの発生を防げます。
4. 清掃しても臭いが取れない原因とは?
「掃除しても臭いが残る…」
それは、見えない場所に酸化した油膜や腐敗したタンパク質が残っているからです。
特に、
- 油が固まって層になっている
- 底の汚泥が完全に取り切れていない
- 配管の奥で固まって臭い戻りを起こしている
こうした場合は、塩素系の劇薬や通常の中性洗剤では限界があります。
5. 【裏ワザ】ちゅら洗浄の“悪臭が消える”酵素分解の力
そんな時に使われているのが、
「劇薬を使わずに油を分解する洗浄剤」——ちゅら洗浄。
近年開発されたこの洗剤は、
油を「溶かす」のではなく「15分で分解して無臭化」する点が特徴です。
- 酵素+重曹成分で油を水溶性に変化
- 臭いの元になる有機汚泥を分解
- 継続使用で配管の詰まり予防にも効果的
実際、全国5,000店舗以上の飲食店が導入し、
「翌日には臭いが消えた」「時間が経っても臭わない」と口コミが急増中です。
使い方も簡単。「水に洗剤を溶かしてグリストに投入、あとは固形ゴミをすくうだけ」
週に1回15分で清掃完了!
👉 詳しくはこちら:劇薬を使わないのに臭いが消える『ちゅら洗浄』の口コミは本当?
🧭 裏ワザまとめ
① 週に1回15分で終わる油分解洗剤
② 油を無料で回収してもらう方法
③ 酵素洗剤の力を最大限発揮する裏技
「グリストラップ清掃=難しそう」と思うのは最初だけ。
正しい道具を使い、手順を守れば、初心者でも確実に臭いは減らせます。
中性洗剤や間違った劇薬を使うと、逆に配管の詰まりリスクが上昇。“酵素分解で腐敗物質を根本から除去する洗剤を試してみてください。

